春はセンバツ
センバツ高校野球大会の組み合わせが決まりました。この時期、デスクの電話が鳴ると誰もが緊張して、受話器を取る手が鈍りました。昔、高校体育スポーツを担当する行政で働いていた時のことです。
「我が県から出場校が無いのは、指導が悪いからだ」と県民からのお叱り電話への応対で苦慮するからです。尻込みする部下を尻目に、係長が受話器を取ると徐に言いました。「応援ありがとうございます。センバツは期間が短いので、出場校も少ないです。夏の甲子園には本県から必ず必ず出場させますので、応援よろしくお願いします。」唖然とする部下をニヤッと一瞥して「ご納得頂けた。応援してくれるそうだ」センバツの組み合わせを見るたびに思い出す出来事です。一番好きなものがお酒、二番も三番も酒という古き良き時代の上司でした。
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