郷土史を聴く
重厚な蔵を改装した広々とした応接間でご当主から郷土史をお聴きしました。前から興味があった郷土の偉人「高橋文太郎」についてです。大正昭和時代に、広大な地所と資金を提供して民俗学史料館をつくり、自らも民俗学の研究をする傍ら、西武鉄道の前身である武蔵野鉄道の創建に関わり、渋沢敬三(栄一の孫)と深交を持ち、郷土に文化的な遺産を残した人物です。歳を重ねてから大学に再入学して学芸員の資格を取得したご当主のお話は、縦横に尽きることなくあっというまに三時間が過ぎました。
花結び作家でもある奥様のおもてなしも心地よく、豊かな日曜日の午後を過ごしました。花結びと陶盤のコラボ作品も出来上がり、私の拙い作品が、花結びの見事な技とセンスで生かされていることが嬉しかったです。
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