七夕 小暑
今日は二十四侯の「小暑」。そろそろ梅雨が開けて夏の風が熱気を運んで来る頃。梅雨明けに吹く風を白南風と呼びます。雷が鳴ると梅雨が明けると言われていましたが、この数年はこの時期に水害や土石流など痛ましい災禍に見舞われています。自然が病んだと言う人もいますが、人間が自然を病ませてしまったと言うべきだと思います。高温多湿で、ただでさえ暮らし難いのに、被災地の方々はどの様な思いでしょう。
今日は七夕。実際は八月の七夕祭りの方が多いようです。今年も近くのマンションのエントランスに巨大な七夕飾りが飾られています。活花作家ご夫妻の尽力の結晶です。色紙と紙縒と筆記具が用意されていて、願い事を書いて笹竹に結ぶことが出来ます。
紙縒は春の頃から、活花作家の奥様が暇に明かして和紙の細片を手で撚ったもの。私も「四海安寧」と書いて結ばせていただきました。
荒海や佐渡によこたふ天の河 松尾 芭蕉
七夕の荒波わたる舟ひとつ 水原秋桜子
まだ書かぬ七夕色紙重ねあり 高浜 虚子
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