五輪蹴球四強
夕べのオリンピックサッカーの準々決勝。四強入りをかけたニュージーランド戦。鎬を削り、互いに譲らず0ー0のまま延長戦を闘いPK戦に突入。4:2でロンドン五輪以来の四強入りを果たしました。
PK戦になった時、脳裏をよぎったのはシドニーオリンピックです。これを制すと四強入りという対アメリカのPK戦。チームの中心選手中田英寿か外し、4ー5で敗退しました。シドニーからの帰国の飛行機は、偶然サッカーチームの直ぐ後の席でした。疲労と落胆か、日本に着くまで身動ぎ一つ声ひとつない選手たち。沈鬱な旅でした。
キッカーの吉田主将と中田英寿選手の姿がダブりました。結果は4:2。思わず飛び上がって喜びました。競技に勝ち負けは当然ですが、選手の表情が変わりました。時代が変わったのでしょうね。他の競技でも敗者になった日本選手が堂々としていて、シドニー五輪の頃の悲壮感がありませんし勝利した選手も淡々としていてクールです。
そういえば、シドニー空港の出発ロビーで、大きな身体を小さくして俯く柔道の篠原選手の傍らで、はしゃぎ回っていたヤワラチャンに不快感を示していた日本人乗客がいたことを思い出しました。
今日は八朔。夏たけなわです。
八朔の蟷螂の顔近くあり 山尾 玉藻
八朔の荒れを明日に空の青 能村登四郎
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