赤い実

この季節、赤い実が目立ちます。冬を控えて栄養を蓄えたい鳥達の食料になり種子を運んでもらう為かななどと想像しています。
北原白秋の童謡「赤い鳥」が浮かんで来ました。
 赤い鳥 小鳥 なぜなぜ赤い 赤い実を食べた
1918年(大正7年)に発表され、成田為三の作曲で歌われ、現在でも安田祥子、由紀さおり姉妹の愛唱歌になっています。この詩は、1918年7月に鈴木三重吉によって刊行された童話と童謡の児童雑誌「赤い鳥」に掲載されました。刊行にあたっては、芥川龍之介、有島武郎、泉鏡花、高浜虚子、北原白秋、徳田秋声等当時の文士歌人俳人が挙って賛同し、児童文学に「赤い鳥運動」と呼ばれた活動が展開されました。
谷崎潤一郎、西条八十、三木露風が寄稿したと言うのですから、夢のように贅沢な話です。大正ロマンの時代と呼ばれ、近代日本史上、唯一硝煙の臭いがしない平和な時代でした。そんな時代であればこそ子供たちが真に上質の文化に浴することができたのでしょう。
     

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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