紅葉を観る会

家から三分ほどのところにある野草園と広大な屋敷林で、市が主催する「紅葉を観る会」が開かれました。普段は公開されていない「お屋敷」も公開されました。
検温、手指の消毒、参観者名簿の記入をしてから「お屋敷」へと進みました。見覚えのある広い玄関。「筍が掘れたわよ」「お見せしたいものがあるの」最後にお屋敷を守っておられた御当主の妹さんからお電話いただいて、しばしばお訪ねしては玄関の上がり框で、お喋りをしたことが思い出されました。御兄妹の長姉の方が、高校(女学校と言っていらっしゃいました)の大先輩と言うご縁もあって、息子たちは、屋敷林が日常の遊び場であり、格好の秘密基地でした。
暖かい、日差しの中多くの市民が三々五々屋敷林を散策し、保育園の子供達の青い帽子が跳ね回る中、市の職員やボランティアさんが説明やお世話をしていて、大盛況でした。大きな遺産が保全継承されているのを感じながら、半世紀前から一人だけタイムスリップしてきた様な、センチメンタルな気分になりました。

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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