古都鎌倉
九日から始まるNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」の宣伝番組を見ました。「番宣」と言って軽視する向きもありますが、「鎌倉殿の番宣」はなかなか面白く、ドラマへの期待が湧いてきました。
畏友の近著「古都鎌倉」を、ひもときながら「番宣」を視聴していると面白さが数倍になりました。
「古都鎌倉」は著者が、足掛け七年鎌倉に足を運び、三十七社寺を巡って詠じた三百七十首の短歌とともに、鎌倉を巡る趣向です。短歌の情趣は無論の事、巻末の資料が圧巻で、源氏、北条の系図。鎌倉幕府の将軍や執権の一覧。鎌倉幕府に関わる年表があります。大河ドラマは、文字通り虚実取り混ぜたエンターテイメントですが、史実を知った上で楽しむと味わいが更に深くなる様に思います。出版社はKadokawa。鎌倉散歩に携行し易いハンデイタイプでお値段は1000円。何やら「番宣」みたいになってしまいました。
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