チューリップ
久しぶりに気温が12℃と二桁になった昨日、見上げた空は心なしか菫色。こんな日にはチューリップ。毎年この時期にチューリップを買ってしまいます。原産地は中央アジア。16世紀にートルコからヨーロッパに渡り、品種改良されたところ、イギリスやフランスの貴族に異常な人気を博し、投機の対象となって「チューリップ狂」と言われる大混乱を招いた花です。
日本には江戸時代末期に球根が輸入されました。
嘗て、子どもが最初に描く花は赤いチューリップでしたが、今でもそうなのでしょうか。
花言葉は、花の色で変わります。ピンク色は愛の芽生え。赤は愛の告白。黄色は叶わぬ恋。
チューリップ喜びだけを持っている 細見 綾子
チューリップ或る日或る刻老い易く 三橋 鷹女
老化現象が、なだらかに訪れるものだと思っていましたが、或る日或る刻自分の老いを自覚して愕然となるこの頃です。コロナ禍の二年数ヶ月で、この感覚がより顕著になりました。鷹女の句に共感しています。
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