晴明

今日は二十四節気の「晴明」です。
二日続きの冷たい雨が上がってお日様が顔を出しました。日中の気温は上がるようですが、頬を撫でる風はひんやりしています。
「晴明」とは、すべてのものが清らかで生き生きする季節のこと。花が咲き若葉が萌え鳥歌い蝶が舞う命輝く季節と、ものの本にあります。
とはいえ、昨今目にし耳に聴く話題は「晴明」とは程遠いものばかり。中でも連日放映されるウクライナの戦禍は目を覆うものがあります。
小学校三年生で終戦を迎えた私には、B29の爆音、探照灯が交錯する夜空、炸裂音や防空壕の土の臭いなどがフラッシュバックして、なんとも言えない不安な気分が蘇ります。
時は春、晴明。戦いの無い日常に感謝して、明るい気分にならないといけませんね。
 晴明の水菜歯ごたえよかりけり   鈴木真砂女
 晴明の日の筍を賜りし       鈴木 重行

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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