花祭り

今日は、お釈迦様の生まれた日。灌仏会とも言います。お生まれになった時、「天上天下唯我独尊」と天と地を指さしたとか。誕生を寿いで天から甘露が降り注いだとか。子どもの頃に聞いた話やお寺の花御堂を思い出します。日本には奈良時代の灌仏会の御像が残されているので、仏教伝来とともに灌仏会が行われたと思われます。
花祭りは、子どもたちの行事。各地で稚児行列が行われたり、子どもたちが摘んんだ花で花御堂を作ります。以前はテレビで花祭りの様子が放映されたこともありましたが、コロナ禍もあり最近では観ることもありません。幼児教育の場では特別な宗教的行事を避けるむきあるそうでちょっと淋しい気がします。
お釈迦様にかける甘茶は、アジサイ科の植物を乾燥して煮出したものや、アマチャヅルと言う植物を煎じたもので、健康飲料のようなものだったようです。砂糖など人工的な甘味が無かった時代には、まさに「甘露」だったのでしょう。
今日、東京の気温は20℃を超えるとか。冷たい「午後の紅茶」でもいただきましょう。
厳冬を耐えた我が家のパンジーが一気に咲き始めました。
 花まつり稚児の器量は家ゆづり   柳澤みはら
 おしろひの剥げたる稚児も花まつり 百合山羽公

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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