江戸の黄表紙本


江戸の黄表紙本を読む講座が佳境に入りました。なにしろ前夜観た大河ドラマが、講義の導入になるのですから面白い。黄表紙本はドラマの主人公蔦重が遊女たちに貸しているあの読み物。その版元が鱗形屋というだけで片岡愛之助が彷彿とします。講座で使われているテキストは「金金先生栄華夢」作者は恋川春町、版元が鱗形屋孫兵衛。

ドラマの中で蔦重が遊女たちの協力を得て「本」を製本する過程は、前期講義で聴いた江戸の出版事情と全く同じ手順でした。たかがドラマとはいえ、きちんとした時代考証がされているようです。ミーハーで怠け者の私には蔦重の口癖を借りれば「ありがた山のからす」という講座です。

これでは居眠りのでようはずもなく、充実の90分でした。




やよいの日々

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