番宣
番宣とはなんだろう。聞き慣れ無い言葉でしたが、最近「番組の宣伝のこと」だとわかりました。そして気がつけば、NHKの大河ドラマに関わる内容がNHK の番組に異様な位多いことに気がつきました。大河ドラマ「べらぼう」蔦屋重三郎に関するものです。地上波のみならずBS でも。
スマホ情報によれば、「べらぼう」の視聴率は史上最低なのだそうです。横浜流星という若者に人気の男前タレントが、主役を勤めたとはいえ、ただでさえ馴染みが薄い江戸の出版業界の話でかなりマニアックです。しかも舞台は吉原。色里遊郭。8時といえば家族でテレビを観る時間帯。お女郎のことを子供に質問されたらどう答えたらよいのやら。べらぼうに冒険のドラマだとは最初から解っていたでしょうに。
私個人は面白く観ています。早稲田の講座で学んだ「江戸の黄表紙本」 の世界そのままが映像になっているのですから。特に製本の過程の考証が素晴らしいです。時代考証もかなり確りしていると黄表紙の講師が言っていました。
寒風の中、冬薔薇がきれいです。毅然としています。視聴率にあたふたせず、番宣に明け暮れないで毅然としてこそ「べらぼう」なことでしょうに。
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