風の盆
九月一日、越中八尾風の盆です。40数年前の8月30日、風の盆を見たさに車で八尾にむかいました。携帯電話もカーナビもない時代。地図を頼りの一人旅。九月一日は二学期の始業式なので、本祭りは観る事が出来ないけれど、町町に「おわら」の予行があると聞いていました。ようやく辿り着いた八尾の駅近くの一軒だけ開いていた寿司屋で、遅い夕食をとっていると、一人の男性から声をかけられたので「風の盆見たさに東京から来た」と言うと、自宅に案内してくれ、おわら節のカセットテープや細々とした土産物、風の盆の資料をいただき、ご家族からも、温かいおもてなしを受けました。寿司屋の亭主が、「太鼓の名人」と言っていた男性は、確か城岸徹さん。最近思い出してネットで検索すると、風の盆を日本中に知らしめた斯界の重鎮でした。お会いした時はまだ四十代前半位だったでしょうか。
今年の風の盆は、残念ながら中止です。
0コメント