福井県の水羊羹
水羊羹は夏の食べ物と思っていたら、福井県では、炬燵に入って食べるお菓子だそうです。大正昭和の時代に、京阪神で丁稚奉公をしていた人々が、お正月に帰省して実家の炬燵で食べたソールフード。
祥月命日に合わせて福井の水羊羹が届きました。
病床の亡夫の唯一の糧は、水羊羹でした。秋が深まり、店頭から水羊羹が姿を消すと、次男の嫁の由利子さんが、クックパッドを参考に作った水羊羹を届けてくれました。段々と腕が上がってくる水羊羹を心待ちにしていて、由利子さんの水羊羹が最後の食事になりました。結婚間もない嫁さんと義父の絆の水羊羹です。
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