夏蜜柑

中学校の校庭を挟んだ道路脇に、大きな夏蜜柑の木があります。遠くからも目立つ程、黄色の実がたわわです。近くに転居した友人が「ここの地主さんと仲良くなったら分けてもらえるかも」と言っていたのを思い出して、通る度にマーマレードに変身した色、味、香りを想像しています。夏蜜柑は夏の季語ですが、風景としては初冬に似合う気がします。
外側の大きさに比べて、果実が小さくてガッカリしがちですが、マーマレードを作る者には、皮の大きい事が魅力です。
 夏みかん骸となりて匂ひけり   日野 草城
 夜に剥いてさびしさ添えり夏蜜柑  森 澄雄

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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