枝垂れ桜

染井吉野が散り始めると、枝垂れ桜が満開を迎えます。花曇りの中、枝垂れ桜を訪ね歩きました。枝垂れ桜には、共感を感じる句が沢山あるように思います。
 しだれ桜日傘の中にあるごとし  阿部みどり女
 枝垂れ桜しだれざる枝なかりけり 草間 時彦
 枝垂れ桜わたくしのいる方が正面 池田 澄子
花言葉は、優美、円熟した美人。

最近、気になると言うか耳障りな言葉が多くなった様な気がします。昨日も「マンボウ」と言う言葉を何回も聴きました。営業時間短縮に応じない飲食店に「命令」出来る「まん延防止等重点措置」の略称だそうです。都知事が良く使う「トコトン」も品性が感じられません。コロナ禍対策で発信される言葉に、造語や略称が多く見られるのは、緊迫感や緊張感を促す意味もあるように思います。幼い頃の記憶に残る「撃ちてし止まん」「鬼畜米英」「欲しがりません勝つまでは」にどこか似ています。言葉の変化がちょっと怖いこの頃です。

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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