凌霄花 時の記念日
ノウゼンカヅラが咲き始めました。去年より遅く、花も沢山ありません。気のせいか紫陽花も去年の勢いがない様に思います。雨が降らないせいか?世の中を覆うどんより感に観る目が曇ってしまったのか?ノウゼンカツラは蔓性の植物で、気根を出して他の植物や壁などに付着して蔓を伸ばします。中国原産で平安時代に渡来しました。凌霄花の花の名前は、空をも凌ぐ高みに咲くという意味からとか。英国名は、トランペットフラワー。花言葉は名声、名誉。
その子ずけずけと亡父を語るのうぜんかずら
金子 兜太
凌霄の花に蝉鳴く真昼哉 正岡 子規
今日は「時の記念日」。第三十八代天智天皇(668〜672)が日本で初めて「漏刻」という水時計で時を測った日と、日本書記にあります。残念ながら国民の休日ではありません。昔、新設の高等学校の開設に関わった時、開校記念日を六月十日で申請したところ、開校記念の根拠について繰り返し査問がありました。どうやら、休日が少ない六月に設定したワルダクミを見破られていた様でした。「初めて校地に鍬を入れた記念すべき日です」初代校長の名言で開校記念日の休日が六月十日の公立高等学校が誕生しました。教育界がまだ長閑な時代でありました。
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