秋分

今日は、二十四節気の秋分です。昼と夜の長さがほぼ同じになる日。実際には、昼の方がほんの少し長いようです。七十二候では、「雷乃声を収む」と言って夕立の雷が鳴らなくなり、入道雲から鰯雲へと秋の空に変わり、暑さが収まって秋の気配が濃くなる頃ですが、今日は30度を超える猛暑日になるそうです。
今日はお彼岸の中日でもあります。お萩をお供えしご先祖さまを祀る日。お萩と牡丹餅の違いは諸説ありますが、季節の花に擬えて、秋は萩。春は牡丹と言う説。餅米がお萩で、うるち米が牡丹餅。蒸した餅米をそのまま握ったのがお萩、半分潰して餅状にしたのが牡丹餅、などなど。私が一番気に入っているのは、収穫したばかりの柔らかい小豆をつぶし餡でいただくのがお萩、歳を越して硬くなった小豆をこし餡にするのが牡丹餅と言う説で、合理的なところが好きです。和菓子屋には、こし餡と粒餡を並べて売っていましたので、こだわることもないのかも知れません。お萩の俳句なんてあるのかと思ったらありました。しかも子規の句はカタカナ表記でした。
 オ萩クバル彼岸ノ使行キ逢ヒヌ   正岡 子規
 胡麻かける胡麻のおはぎを積めるうえ 小澤 実

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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