御福分の「おつな寿司」
思いがけない御福 分けで、六本木のに「おつな寿司」をいただきました。小ぶりな油揚げを裏返しにし、創業以来継ぎ足したちょっと甘味が勝った煮汁で煮含めた中に入った酢飯には、刻んだ柚子皮が入っています。1875年(明治ハ年)の創業。子どもの頃は、ハイカラな東京の叔母さんのお土産。二十代の頃は、何か特別の日に食べるもので、私にとっては、ちょっと晴れがましい「おつな寿司」です。
御福分に添えられたお手製の栗の渋皮煮はブランデーの香り、栗のペーストは優しい甘さ。頂きものの嬉しさは、贈り主の心を頂くこと。と思いつつも、久々の味に浮き立って、食べさせてあげたい人々の顔が浮かんで来ました。
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