紫式部
曇天、時折り霧の様な雨。
道端に紫式部が揺れていました。花は目立たずほとんど気にも留まりませんが、紫色の実はその名と相まってこの季節の彩りです。紫式部といえば源氏物語の作者。その名が冠された故にことさら心惹かれるように思います。シソ科ムラサキシキブ属の落葉低木。日本各地の林に自生します。花言葉は、上品、知性。紫式部の名からの連想でしょうか。
わが庭のむらさきしきぶただ三粒 山口 青邨
末枯れの一枝むらさきしきぶの実 山口 青邨
今日は「世界郵便の日」です。世界中何処の国にも郵便が届くようにと、万国郵便連合(UPU)がスイスのベルンに、1874年(明治7年)に発足した記念日です。当時は船便だったのでしょう。大河ドラマ「青天を衝け」で、パリ滞在中の渋沢栄一が德川幕府瓦解を手紙で知ったのが三か月後と言うことです。現在では瞬時に情報が世界中を飛び交う時代。隔世の感がします。
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