銀杏黄葉
氏神様の天神社の境内が銀杏の黄葉で埋め尽くされています。銀杏は世界最古の現生植物と言われ、ペルム期やジュラ期には地球上に存在していたそうです。恐竜たちと共生していたのかと思うとロマンを感じます。裸子植物、雌雄異株の落葉高木。葉が厚く水分を含み燃えにくいことから、火伏せの役割を担って、社寺や火伏せ地、街路樹に植えられています。関東大震災でも、銀杏で火災から守られた逸話が沢山残っています。東京都の木、東大の校章。
落葉しても水分が抜けないので、気をつけないと滑って転倒の原因になるので、要注意。
今年は「天神社の銀杏だから御利益がある」と丹精した銀杏を何度かいただきました。茶封筒に入れて電子レンジにかけると、びっくりするような破裂音がしますが、静まると翡翠色の焼き銀杏が顔を出し、手軽に食することができます。
ひかり増し銀杏黄葉しきり降る 角川 源蔵
杉暗く中にいろづく銀杏かな 正岡 子規
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