冬至
今日、12月22日は「冬至」です。一年で最も昼が短く夜が長い日で、古代には冬至が一年の始まりだったそうです。「一陽来復」と言って、力を失った太陽が再び蘇る日と考えたようです。明日から少しずつ昼の時間が延びて行きます。亡母は「畳の目ひとつずつ陽が延びる」と言っていました。子ども心に希望のようなものが感じられて、母の言葉が好きでした。冬至には柚子と南瓜がおきまり。柚子湯に入ると風邪をひかないと言い伝えられていますが、「冬至」と「湯治」をかけた語呂合わせだとか、一年の初めに柚子の薬効で「禊」をしたからだとか諸説あります。古来、黄色は太陽の色で「陽」を表すと言われているので、まんまるの柚子は目出度さの象徴なのかもしれません。南瓜も黄色。カロテンを豊富に含む健康食品です。いよいよ本格的になる寒さを乗り切る伝統的な知恵を大切にして、今夜は柚子湯と南瓜の甘煮を用意します。
散歩の途中で、冬至にぴったりの嬉しいいただきものをしました。手作りの柚子のパウンドケーキと柚子のマフィンです。時々お声をかけてくださる素敵な人。一陽来復ならぬ「一陽来福」の気分で、散歩の足どりが軽くなりました。
柚子の活花は、活花作家さんの力作。
0コメント