雨水

今日は、二十四節気の「雨水」です。雨水とは、降る雪が雨に変わり、氷が解けだす頃のこと。暖かい地方では「春一番」が吹く頃です。いよいよ春の足音が確実に聞こえて来ます。二十四節気を更に三つに分けた七十二侯の初侯に当たるこの四、五日を表す言葉に「獺魚を祭る」があります。獺は魚を捕らえた後、すぐに食べずに岸に並べて置く習慣があるようで、それを祭りの供え物に見立てて「獺祭(だっさい)」と呼ぶ様です。
「獺祭」の名が一躍世に知れたのは、2014年に来日したオバマ大統領に、安倍晋三首相が自らの地元の地酒「獺祭」を送ってからでしょうか。その後地酒獺祭は手に入り難い貴重な酒と言われる時期がありました。
雨水と呼ぶには寒々しい朝ですが、夕方から雨が降り出す様です。散歩道の枯れ草の中のクロッカスたちも潤うと良いのですが。
 雨水より啓蟄までのあたたかさ   後藤 夜半
 書道部が墨擦っている雨水かな   大串  章

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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