増殖する兎たち
金曜日は、陶芸の日です。もう三か月ほど「兎」を創り続けています。陶芸を始めて以来、同じものをこんなに長く創り続けるのは初めてです。陶芸の会の主宰は常々「同じものを百個作らなければわからない」と言っていますが、趣味の陶芸では望むべくも無いことと思っていました。しかし増殖する兎たちを見ていると、初期の兎とこの頃の兎に違いがあることが分かりますし、その日の調子によっても兎の表情が微妙に変化している様に感じます。ちょっと前までは、色々なものを創作できるのが力をつける事だと思い、次々にアイデアを絞り出すことで四苦八苦していましたが、ここは腰を据えて愚鈍なまでに「兎」を創り続けたら面白いかなと思い始めました。もしかしたら何かが見えるかもしれないと淡い希望も持ちながら。
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