雨水
今日は二十四節気の「雨水」です。
降る雪が雨へと変わり、氷が溶け出す頃のこと。昔から農耕の準備を始める目安とされていました。
早春の暖かい雨がふりそそぎ、大地が蘇る頃です。
今朝は、雨水の名通りの湿り気がある暖かい朝。気分良く寝坊して散歩に出ると「今朝は遅いね」と常連さんに声をかけられました。
色めでて草餅を買う雨水かな 藤岡 筑邨
名物の芋菓子買えり雨水の日 平 しげる
和菓子屋にシスターがゐてけふ雨水 能村 研三
雨水の俳句には、和菓子に関わる句や甘味に関わる句が多いように感じます。雨水の頃からお雛祭りの頃は、草餅、鶯餅、桜餅と和の甘味が美味しい時期です。
食べ物の嗜好と季節感の関わりは、四季がある日本独自のものかもしれません。
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