建国記念の日

今日2月11日は「建国記念の日」。国民の休日です。昔は「紀元節」と言って、国の大切な記念日でした。小学2年生の時、戦時中でそろそろ物資も乏しくなっている中、学校では紅白の幔幕で飾られた講堂で、モーニング姿の校長先生がお祝いの言葉を述べ、子どもたちは大きな声で「紀元節」の歌を歌いました。
    雲にそびゆる高千穂の 高嶺おろしに草も木も
 なびきふしけん大御代を 仰ぐ今日こそ
 愉しけれ
式典の後、教室で担任の先生からいただいた「紅白のお饅頭」の嬉しかったこと。3年生の時の校長先生は、カーキ色の国民服、紅白のお饅頭はありませんでした。その年の8月15日に戦に敗れ、終戦を迎えました。

今朝の新聞を隅から隅々まで読んだけれど「建国記念の日」に関わる記事は全くありませんでした。
第二次世界大戦を挟んでの80年の歳月の流れに愕然とした朝です。
今日は「日本の国のお誕生日」なのです。

写真は生花作家さんの作品。猫柳、紅梅白梅、蝋梅が、春を招いていました。

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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