Hくんのこと

今日はHくんと40数年ぶりに会います。
H くんと呼ぶのは失礼。H氏と呼ぶべき立派な成人。某大手企業の役員です。高校生の時から素っ頓狂で明るい人気者だった彼を級友たちは「H くん出世した」と讃えています。
私の自慢は、彼の「今」を予言したことです。
大学を卒業して就職試験に合格したHくんが報告に来てくれた時のこと。未だ入社式も済んでいないのに、自分が就職した会社のPRを熱心にしたのです。
目を輝かせて、恋人の自慢でもするみたい。真底自分が就職する会社に惚れ込んでいる様子でした。
私は「この子、絶対、出世する」と同僚達に断言しました。
こんなに自分の会社を大事にする人間を、将来的に会社が粗末に扱う筈が無いと思ったのです。
今は、若者の離職率が高く、転職情報が氾濫しています。会社や仕事の良さがわかる前に転職を繰り返す人も多いと聞きます。ご時世なのでしょうか。
H くんは若い日、会社に惚れ込んだ自分を覚えているかな。会うのが嬉しい様なちょっと怖いような楽しみいっぱいです。

庭の紫陽花が大きくなりました。紫色に染まるのが楽しみです。

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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