一カ月ぶりの古事記

五月中は、講師の体調不良で休講だった「古事記」の講座が復活しました。
卒寿を過ぎた講師の健康が気遣われましたが、淡々といつもより10分も超過しての講義でした。講義の冒頭、休講が続いたことへの謝罪はありましたが、個人的な体調については一切触れませんでした。普段でもご自身の体調の話題は皆無です。高齢者の話題の定番である自分の体調を口にしないのは珍しいので、講師の生き方なのだろうと思います。
「古事記」のような悠久の世界の中で生き、暮らしていると、現実の時間経過とは違う感覚なのでしょうか。何しろ、フィクションとはいえ2〜300年の長寿の天皇が何人もいる世界ですから。
「これについては、秋講座で話します」の講師の言葉に講義室に微かなざわめきが起こりました。古事記講座を続ける凄い意志力を感じたのです。
講師よりも幾分若いくせに、ひと月先の約束でも元気で果たすことができるかと弱気になる私。驚嘆で睡魔が飛び去りました。

早稲田通りの路肩に、今年も立葵が咲きました。

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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