ついていけない

出先で一時近くになったので、お昼ご飯を食べようとしたのですが、お店がありません。年に一度か二度来るだけなので土地勘もなく、一軒だけあったファミリーレストランに入りました。

店員さんの姿はなく、お客さんは満席。ようやく席に着いたらタブレットとメニューがありましたが、使いなれているタブレットとは様子が違い,メニューの見方もわかりません。出てしまおうかと思いましたが空腹には勝てず、遥か彼方でテーブルをかたずけていた店員さんに頼みました。

仕事を中断させられた彼女は非常に不愉快そうにタブレットを操作して兎に角注文はできました。待つことしばし。音もなくロボットが注文の品を運び、受け取るとUターンして帰って行きました。早々に食べ終え会計で又々驚き。全くの無人。注文書のバーコードが上手く読み取れません。先ほどの店員さんの助けを借りる始末。彼女の不機嫌さもピークに。

ごめんなさい。もうきませから。ご迷惑かけました。の言葉を呑み込んで外に出たら師走の風が冷たく感じました。

ついていけない。でも閉じ籠れば、老化に拍車がかかる。思案投げ首の老婆でした。








やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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