薹が立つ
駅前公園の時計台の下に白い花が咲いていたので、近寄って観ると冬に植えられた葉牡丹の茎が延びて花が咲いたのだとわかりました、薹が立っていたのです。
「薹が立つ」とは野菜などが成長しすぎて茎や芯の部分が延び過ぎて固くなって美味しくて無くなった状態のことです。これが、嘗ては女性に当てはめ、比喩として使われていました。今の時代では最早死語。女性への差別用語として使われることもなくなりました。薹が立つとは適齢期(これも死語かな)を過ぎた女性の形容に使われました。
明治時代まで女性の適齢期は18歳。それを過ぎると「薹が立つた」と言われていたそうです。今では想像もつきません。
薹が立った葉牡丹の花が綺麗です。薹が立つのもいいもんですね。
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