学習院へ

今月の「東京散歩」は学習院でした。学習院のキャンパスの中に遺された創建時の建物、旧皇族の寄宿舎等、明治時代の木造建築やミュージアムを見学した後、学習院下から都電荒川線の面影橋まで歩きました。

ここが目白駅から5-6分のところかと思う静寂に満ちた木立の中に、如何にも乃木将軍が明治天皇の御心を挺して建てたと偲ばれる質実剛健で簡素な建物が数棟ありました。辺りには独特の空気感が漂い、この中で皇統に連なる方々がお育ちになったのだろうと感じました。

東京教育大学、お茶の水大学で教鞭をとられた英文学者の外山滋比古教授の言葉に「空気の教育」という言葉があります。学習院のこの空気の中で知らず知らずのうちに帝王教育が成されたものと想像しました。

面影橋までの道は青春の思い出の道。麗らかな晩春の東京散歩でした。







やよいの日々

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