鉄線の器

爽やかな五月晴れ、恒例の美鈴会が古都川越の名刹裏の美鈴でありました。いつ行っても見事な包丁のさえを堪能できますが、私がとりわけ心牽かれるのは、季節感溢れる器使いです。

鉄線の花の蓋物が素敵でした。鉄線は今当に咲く季節の花。蓋を取ると目にも鮮やかなトマトの煮物。トマトの中には海老と筍のしんじょ。薄くとろみのある出し汁と絡めて頂く至福の味でした。

帰途見送りに出てくれた跡取り息子の板前さんと二言三言器談義をするのも楽しみです。

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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