椿
今朝も一段と冷え込みました。耳当てのついた帽子で完全武装して散歩です。跨線橋を登り、富士山を見ました。駅に近く買い物にも便利なのですが、山が見えないのが淋しいです。
椿が咲いています。奈良時代から人々に親しまれた花木。江戸時代には盛んに品種改良が行われました。中でも肥後椿は有名。落花する時に、花ごとポトリと落ちるので、首が落ちるのが不吉として武家方には嫌う向きもあったようです。
巨勢山のつらつら椿つらつらに
見つつ思はな巨勢の春野を 坂門 人足
万葉集 巻1 54
落ち椿夜目にも白きあわれかな 久保田万太郎
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