お節料理の始末で、鍋焼きうどんを作りました。蒲鉾、伊達巻、鳴門巻、戻した干し椎茸に鶏肉の出汁。お餅も入れた「しまつの鍋焼きうどん」です。「しまつする」という言葉は、京都の方言だそうですが、私はこの言葉が好きです。台所仕事をしていると「しまつのお菜」の美味しさに気がつきます。捨ててしまう蕪の葉とじゃこを炒めて醤油で味付けしたもの、大根の皮の千切りを柚子醤油でつけたものなどなど、我が家の箸休めには「しまつの小鉢」が登場します。「こんなに始末が良いと蔵が建つわね」と笑いますが、一向にその気配はありません。明日は七草粥の日。これもしまつの食べ物かもしれません。始末は、節約、転じてケチとか始末書の様にマイナスのイメージもありますが、スマートな「しまつ」をしたいと思います。
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