馬酔木の花

気がつけば、散歩道脇の家々に馬酔木の花が溢れる様に咲いています。馬酔木は、本州、四国、九州に分布する日本固有種です。和名の正式な呼び方は「アセビ」。馬酔木の葉には、人や動物の呼吸中枢に作用する有害毒物のグラヤノトキシンが含まれていて、牛や馬が食べると酔っぱらった様になるので「馬酔木」と言うようです。奈良公園の鹿は、馬酔木の葉を食べないことで知られています。学習したのかな?古典植物で万葉集にも詠まれています。
 来し方や馬酔木咲く野の日のひかり 水原秋桜子
 月よりもくらきともしび花馬酔木  山口 青邨
我が背子に我が恋ふらくは奥山の
           馬酔木の花の今盛りなり
                  (1903)

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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