紫露草
昨日とは気温差が10度近くも高くなるとの天気予報。珍しく友人と待ち合わせての散歩です。隣駅の珈琲屋でのモーニング珈琲と束の間のおしゃべりが活力になります。この辺りの道に詳しい友人の案内で、はじめての道を歩きました。紫露草が咲いています。この花は、私が「今在る事」と深い関係をもっています。小学三年生の時、不登校になりました。元々ひ弱な上、終戦直後の混乱についていけなかったのだと思います。四年生になって復学したクラス担任は、作文指導に熱心な若い女性の先生でした。丁度今頃の季節「紫露草」を題に詩を書くことになりました。先生は私たちの詩を新聞社に応募してくれたのです。なんと?私の「露草の詩」が特賞に選ばれたと、みんなの前で大喜びして褒めてくださいました。急に世界が変わった感じ、数ヶ月前までは不登校で引きこもっていたのが嘘のようでした。爾来、巧拙は別にして「ものを書くこと」が苦にならなくなりました。こうして日々ブログを書くのも、紫露草の詩の延長のように思います。紫露草は恩師の花。花言葉は、尊敬しています、ひとときの幸せ、快活。
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