災間を生きる

古事記聴講の前期最終日です。朝から雨。古事記は歴史書ではなく文学書と位置づけられるむきもありますが、心のあり様は現代と差して変わらない。神様にも嫉妬心もあれば、恋心や功名心もありそれが素朴に現れるのも面白いところです。

歴史家の磯田道史氏が、コロナ禍にかかる論説で「災間を生きる」と述べています。歴史を展望すると人々は、伝染病のパンデミックや天災の間を生きてきました。奈良時代の天然痘、江戸時代のコレラ、明治時代のスペイン風邪そして第一次第二次世界大戦などなど。乗り越えられないパンデミックはなかった。その時人々がどの様に対処したか、歴史に学ぼうと言う提言です。
それを受けて、池上彰氏が「専門家会議に歴史家も加えるべき」と発言。歴史家だけでなく、心理学者も、経済学者や幅広い科学者、文学者も網羅した多角的視点が必要だと思いました。

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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