暑気払い

昨日は、早めの「暑気払い」でした。参加者全員がコロナワクチン二回目接種も終わっていますが、女将の気遣いは微塵も揺らぐことなく、飲食に関わる人々の気遣いを感じました。
小さな切り子ガラスに盛られた前菜は、湯葉、イクラと山芋の線切り、青菜のお浸しの薯蕷がけ、枝豆。続いて冷たく冷やした赤絵の角皿に盛られた鰹のたたき、程よい酸味のかけ醤油は、薩摩切り子のぐい呑みに。暖かい蓋物には、昆布出汁の餡に埋まったトマトに海老しんじょの射込み。圧巻は鮎の焼き物、化粧塩を纏い清流を游ぐ姿、背割りで抜いた骨は素揚げの骨せんべいに。若モミジのあしらいは山間の清流、目を凝らすと白磁の菱皿には銀色で細かい青海波模様。揚げ物は、手捻り鉄釉模様の皿に玉蜀黍のかき揚げ、三つ葉と小海老が彩りに。ご飯は黒平椀にたっぷりはらられた吸い物の真ん中に小ぶりの焼きおにぎり、三つ葉と海苔、山葵。デザートは、自家製プリン、アイスクリーム、パイナップルゼリー、一口大の西瓜とメロン。美味しかった!

今朝は、激しい雨。外に出ることもままならず、楽しかった昨日の会話や御馳走を反芻して過ごします。


やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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