烏瓜
台風一過の秋空です。散歩の途中で朝採り野菜を買う農家の入り口に烏瓜がなっていました。蔓を辿って見上げると立木のてっぺんに沢山の烏瓜がなっていました。烏瓜の実は烏も食べないとか、熟した実の色が唐から伝来した朱墨に似ていることが名前の由来の様です。烏瓜で思い出すのは、小学校の運動会。脚に自信のある子どもたちが、徒競走やリレーの前に、烏瓜の実汁を脚に擦り付け「速く走るのに効く」と言っていたことです。身体が虚弱で、身長も一番小柄だった私は蚊帳の外。学校行事で一番苦痛だったのが運動会でした。長じて、体育スポーツが生涯の職業になるとは?!わからないものですね。
つる引けば遥かに遠しからす瓜 抱 一
蔓切れてはね上がりたる烏瓜 高浜 虚子
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