ダリア(ダリヤ)

夏野菜の収穫が完了して、綺麗に整えられた畑の一角に見事なダリアが一輪咲いていました。ダリアはメキシコ原産ですが、いくつかの原種を交配し改良を重ねた園芸品種は三万種以上あるそうです。
六月から十一月と長い間花を楽しませてくれます。
江戸時代オランダ船で渡来して、天竺牡丹と呼ばれ珍重されました。庶民の手に届いたのは明治時代で明治四十年頃には大流行したようです。
ナポレオンの后ジョセフィーヌが愛し、自らの庭園で栽培したことでも知られています。
花言葉は、華麗、優雅、気品。黄色のダリアは栄華、優美などがある一方、裏切り、不安などの花言葉もあります。これはジョセフィーヌのダリアを妬んだ貴族の女性が、彼女の花壇からダリアを盗んだ故事に由来するもののようです。
 一輪の天竺牡丹活けて秋     正岡 子規
 黄のダリヤ碓氷の関の趾に燃ゆ  水原秋桜子


やよいの日々

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