コードレス

「早くコードレスになりたいヨ」受話器の向こうから聞き慣れた友の声。大学同期の親しい友人が入院しました。下肢の異常な浮腫から循環器系に問題ありとの入院です。18歳で長崎から上京、「本当は医者になりたかったけど、学費の都合で」と、国立の体育健康学科に入学。奨学金と家庭教師のアルバイトだけで学生生活をやり遂げた女丈夫。どんな時でもユーモアを忘れない彼女は正に畏友です。話の様子では、身体中に治療の為のチューブが装着されているようです。
彼女が外部と交信する唯一の手段が携帯電話。
同年の友の入院で気落ちしてしょぼしょぼしている自分が恥ずかしいと思います。どんな状況でもユーモアを忘れない彼女の強さ「今、メンテナンスしておけば、未だしばらく持つよ!」と、絶対安静の友に元気付けられています。早くコードレスになりますように。
友のイメージそのままの紅梅が、散歩道を彩っています。空気が梅の香りに染まっています。病床の友に届けよと祈ります。

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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