糠漬け再開
毎年、三月の最終日曜日に糠漬けを再開します。
表面の厚めに振った塩と糠(私は塩蓋と言っています)を取り除き、新しい糠と塩、鷹の爪を五、六本入れて、丁寧に混ぜてから捨て漬けの野菜を数種類投入して完成です。
実は、この糠漬け「百年以上の年代もの」です。結婚した時に母が分けて持たせてくれてから六十数年、ただの一度も害うことなく続いています。母も結婚した時に自分の母親が糠漬けを分けて持たせてくれたものだそうです。そして祖母もまた!
合宿や修学旅行、海外旅行と家を空けることが多い割には、聞き分けが良い?糠漬けは活き続けています。糠漬けの瓶の居場所は、一年を通して台所の床下。特別な配慮や手当はしません。
胡瓜、茄子、蕪に茗荷は次男の大好物。次男の嫁さんが、我が家の糠漬けを種に作り始め五、六年。「お母さんの味に近づいたと言われました」と嬉しそうでした。
散歩道、ふと気がつくと芝桜が見事です。あっと言う間に春爛漫、美味しい糠漬けの季節です。
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