春に三日の晴れなし

桜が満開です。お天気は下り坂。午後には雨の予報です。「春に三日の晴れなし」とは良く言ったものです。気象変動が話題になりますが、春のお天気が浮動なのは、今に始まったことではないようです。
「毎年よ彼岸の入りに寒いのは  正岡子規」
彼岸の頃冷え込んだと思う間もなく、うらうらとした日が訪れて桜の開花。そして花冷え。無情の雨。
 世の中にたえて桜のなかりせば
      春の心はのどけからまし 在原 業平
日本人が、桜を愛してやまないのは、花の美しさもさることながら、春の気紛れなお天気に翻弄される無情感に依るものが大きい気がします。
こちらは、散らない「桜」。知り合いの九歳の少年の書。誕生日が近い誼で筆を贈ったお返しに届けてくれました。堂々として素直な字です。色紙掛けに飾って楽しんでいます。
                  

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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