薹が立つ

葉牡丹の花が綺麗です。俗に「薹が立つ」と言う言葉がありますが、褒め言葉ではありません。盛りを過ぎた凋落の意味合いで使われます。この頃は人権意識が高まって〇〇ハラスメントと言われるので、滅多に耳にしませんが、以前はある年齢を超えた女性に使われていました。
「茎立ち」とも言って、春の終わり頃、蔬菜類の茎が伸びて花を咲かせること。茎は硬く葉の味も落ちてきます。
でも、待てよ!茎立ちした葉牡丹はそれなりに綺麗なのに驚きます。小松菜の花も綺麗です。
「薹が立っても素敵」が今日のテーマ。
その時々に美しさや喜びがあると思わなければ、毎日が送れないほど、薹が立ち過ぎた私の戯言です。
 葉牡丹の古代紫茎立ちぬ      瀧  春一
 茎立ちや頬骨張りし中学生     年森 恭子


やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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