青梅

神社の石段に青梅が落ちていました。中には道路まで転がっているものも。石段の上に咲く白梅を仰ぎ見たのが、つい先日のような気がするのに、季節が進む速さに驚きました。薄緑が綺麗なので拾っていると「梅干しを作るのですか」と声をかけられました。いえいえ、とんでもない。梅酒も梅干しも知人や妹から貰うばかりで作り方を知りません。
仕事にかまけて、季節の細々とした営みを切り捨てて来たことに少し胸が痛みました。所詮は、無いものねだりと解っているのですが。
 青梅のひよわきは落ちて転がれり  高澤 良一
 青梅の落ちいて遊ぶ精舎の地    飯田 蛇笏

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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