オオキンケイギク

散歩道の途中、もう十年近く空き地になっている一角があります。火災があったお宅の跡地で周囲には新しい住宅が立ち並んでいるのに、荒れ放題です。
草叢に黄色い花が咲いていたので摘んで帰りました。キバナコスモスに似ているので調べてみたら、似て非なるもの。オオキンケイギクという雑草でした。しかも、2006年から特定外来生物として駆除の対象になっています。日本生態学会によれば、日本の侵略的外来種ワースト100に入っているそうです。オオキンケイギクは北アメリカ原産のキク科の植物。1880年代に鑑賞目的で導入し繁殖力が強いので河川敷の緑化に利用したものの、河原撫子などの在来種に害を与えることがわかり、栽培、販売、譲渡が禁止されたそうです。「庇を貸して母家を取られる」の喩えがありますが、オオキンケイギクにしてみれば「どうして?」の心境でしょうね。

やよいの日々

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