ドクダミ

朝から雨。少し風も吹いています。それでも傘をさして少しだけ歩きました。至る所、ドクダミの花盛り。とはいえ、白い十字の花は花ではなく「苞」。花は花序といって花芯の部分です。
東アジアから東南アジア全域に分布して、日本でも北海道から九州まで何処でも見られます。湿った土地に群生して「十薬」とも呼ばれ。古来より民間薬として知られています。十の薬効を持つのが命名の由来。胃腸、下痢、利尿の他、面皰、湿疹、吹出物などに効用があり、陰干しにした葉茎を煎じて用います。ゲンノショウコ、センブリとともに三大民間薬と言われています。私はドクダミの匂いが苦手で、その連想からパクチーが食べられません。
 どくだみの花いきいきと風雨かな  大野 林火
 十薬の根を押す雨となりにけり   岡本  眸

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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