花柘榴

花柘榴が綺麗です。花の中でも三本の指に入るくらい好きな花です。艶やかな緑の葉と朱色の小花の取り合わせが好ましく、桜や梅のように花数が多くないのも魅力的です。
春半ばの頃.屋敷林の御当主夫妻が三日がかりで枝おろしや剪定をしておいででした。広大な屋敷林を管理して、鳥の声や涼風、花々の香りや日陰を提供してくれる屋敷林の手入れを日々疎まず、家族総出で続けいます。特に、道路に張り出す木々には気を使われていて、柘榴の木も「切りすぎではないか。花が咲かなかったらどうしよう」と心配するくらいの枝おろしでした。でも大丈夫。綺麗に咲きました。去年よりも花数も多いのが嬉しいです。花柘榴の花言葉は「成熟した美しさ」。祖先伝来の邸と屋敷林を守る人々の暮らしに似ています。
 ざくろ咲く個々の思ひの個々のまま 鷹羽 狩行
 万歩計いま四千歩花柘榴      岸田 稚魚

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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