大暑 土用の丑の日
今日は二十四節気の大暑。一年中で最も暑い時期です。土用の丑の日とも重なり、鰻受難の日です。鰻が夏バテに効用ありと言われたのは万葉の時代からで、万葉集にこんな歌があります。
石麻呂に吾れもの申す 夏痩せによしといふものぞ
鰻とり食せ(むなぎ とりめせ➡︎鰻食べなさい)
大伴家持 巻16-3858
鰻の命名の由来は、胸のあたりが黄色いから「胸黄=ムナギ」転じてウナギになったそうです。因みに土用の丑の日に鰻を食す様になったのは、江戸時代。仕掛け人はエレキテルで有名な平賀源内と伝承されています。
夏バテで食が進まないので、シツコイ味の鰻が売れず悩んでいた鰻屋の失地回復に知恵を貸し、その栄養価を説き「夏こそ鰻」のイメージ戦略を成功させたと言うことのようです。今ではコンビニの季節商戦のターゲットで、恵方巻きの幟旗が見えなくなったと思う間もなく、「鰻重御予約」の旗がはためいています。
ところで土用の丑の日の我が家の夕食に、鰻が出るかどうか未定です。息子夫婦と一緒に暮らしているので、月曜日から金曜日の夕食は私が受け持ち、土曜日と日曜日は料理自慢の息子と嫁さんが担当しています。
今日は土曜日。食事担当は息子夫婦。果たして鰻が登場するか否か楽しみです。
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