大寒

晴れやかな大寒の朝です。寒波襲来の予報を他所に寒気も緩んでいます。でも油断は禁物。大寒ですから。二十四節気では極寒の季節ですが、これを過ぎれば「春遠からじ」です。
「大寒の卵」や「大寒の水」など大寒を冠にした伝承が多いのも極寒の故でしょうか。大寒の日に産まれた卵はことの他栄養に優れていると言われます。昔の鶏は、寒い時期には産卵しないので、大寒に卵を産める鶏は生命力旺盛で、卵にも力が満ちていると考えたようです。
大寒に汲んだ水は腐らない。というのは水道水のように細菌処理がされていない水を使っていた時代では外気温によって、水が変質したことがあったと言うことでしょうか。
 大寒や去るもの昭和もそのひとつ  豊田 都峰
 大寒の独りの夜のひとり言     辻 のぶ子

今日の俳句は、殊更に心に沁みました。

やよいの日々

日々の日常を綴ります。

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